太陽の裏側で史上最大級の爆発を起こした黒点が地球に向いてきた

 

太陽の左に見えてきた黒点3088

SDO/HMI

(※)スペースウェザーによれば、以前より減衰したように見えるということで、思っていたほど懸念されるものではないのかもしれません。この黒点 3088 が太陽の裏側で爆発した際のライブサイエンスの記事をご紹介します。


これまでに検出された中で最大の太陽嵐の 1つが、
ちょうど太陽の裏側で爆発した

livescience.com 2022/09/08

One of the largest solar storms ever detected just erupted on the far side of the sun

9月5日、太陽を観測している NASA の STEREO-A 観測衛星は、太陽からのコロナ質量放出を発見した。

太陽の大気の上層から噴出する荷電粒子の雲がスペースウェザーで報告された。

ジョンズ・ホプキンズ大学応用物理学研究所の太陽物理学者であるジョージ・ホー博士は、スペースウェザーに対し、この爆発は「ありふれた出来事ではない」と語った。「この 9月5日の出来事は、2020年に観測衛星ソーラーオービターが打ち上げられて以来、これまでに見た中で最大の太陽エネルギー粒子嵐の1つであると言えます」

「先週の CME による放射線嵐より、少なくとも 1桁強い」

スペースウェザーによると、太陽の自転により、この爆発をもたらした黒点は来週、地球に面し、すぐに活動を始めるだろう。