韓国のマンション価格の下落幅が統計開始以来最大に

 


【韓国】 全国のマンション価格、下落幅が過去最大に

NNA 2022/09/13

韓国不動産院によると、9月第1週(5日時点)の全国のマンション売買価格指数は前週比で0.17%下落した。下落幅は前週から0.02ポイント拡大し、2012年5月の統計開始以来で最大となった。

地域別にみると、ソウル市は0.15%、首都圏(ソウル市、仁川市、京畿道)は0.21%、それぞれ下がった。ソウル市は9年1カ月ぶり、首都圏は10年ぶりの下落幅を記録した。

一方、全国のマンションのチョンセ(多額の保証金を一括で預け入れる賃貸方式)価格指数も0.16%下がり、前週から下落幅が0.01ポイント拡大した。

不動産市場の停滞により、全国のマンションの鑑定価格に対する落札価格の比率(落札価率)も19年以来3年ぶりに最低値を更新した。競売専門企業のGGオークションによると、8月の全国のマンション競売落札価率は前月から4.7ポイント下がり85.9%にとどまった。

■相次ぐ利上げで買い手なく

全国のマンションは、相次ぐ利上げや融資規制により買い手がつかない状態となっており、しばらくは下落が続く見通しだ。