韓国の2021年の出生率が前年比 -4.3%で過去最低を記録。特殊出生率は 0.81に

 


21年出生率0.81で最低更新 出生数は2年連続20万人台=韓国

聯合ニュース 2022/08/24

韓国統計庁が24日発表した統計によると、2021年の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの推定数)は0.81で前年から0.03低下し、過去最低を更新した。経済協力開発機構(OECD)加盟38カ国のうち1を下回る国は韓国が唯一だ。

21年の出生数は前年比4.3%減の26万600人で、統計を取り始めた1970年以降で最少となった。70年には100万人台だったが、2001年に50万人台、02年に40万人台、17年には30万人台に落ち込み、20年から2年連続で20万人台にとどまった。

年齢別の出生率(当該年齢の女性1000人当たり)は20代後半、30代前半で低下した一方、30代後半、40代前半は上昇した。21年の母親の平均出産年齢は33.4歳で過去最高だった。

統計庁は、結婚や出産が遅くなっていることで高齢の女性の出生率が上がったものの、20代後半や30代前半の出生率が下がったため全体として出生率の低下が続いていると説明している。

多子世帯も減る傾向にある。21年に生まれた第3子以降の子どもは前年比5.9%減の2万1000人にとどまった。

出生児のうち女子100人に対する男子の数を示す出生性比は105.1で、前年に比べ0.3上昇した。

また、17市・道(広域自治体)のうち、合計特殊出生率は行政都市の世宗市が1.28で最も高く、ソウル市が0.63で最低だった。