「インフルエンザ」の語源は、ラテン語で「星と宇宙の影響で引き起こされる病気」の意味

 


インフルエンザ

World Wide Words 1998/01/03

Influenza

英語での正式な名前である「インフルエンザ (Influenza)」は、とても英語には見えないフォーメーションだが、 この言葉は実際には「影響力」を表すイタリア語で、同じ中世ラテン語の influentia に由来する。

当初、この「インフルエンザ / 影響力」は占星術に固有の用語であり、人間に影響を与えると考えられていた星から放出されるエーテル流体のことを示した

イタリア語の「インフルエンザ」の語源は、英語でのいわゆる影響とは少し異なる経路をたどり、星の影響によって引き起こされると考えられている病気の発生を比喩的に指すようになった。

たとえば、イタリア語の influenza di febbre Scarlattinaは「猩紅熱の発生」を意味し、そのような概念は 16 世紀初頭以降に知られている。

1743年、イタリア語でインフルエンザ・ディ・カタロ /  influenza di catarro と呼ばれる「カタル性熱の発生」が流行となり、ヨーロッパ全土に広がった。

その後、外国語を英語にする際の言い回しによくあるように、最初の単語だけが重要であると見なされ、その病気はすぐに英語で「インフルエンザ」として知られるようになった。