猛暑が続く中国で「今年は蚊が少ない」ことが話題に

 

(※) 地域によるのでしょうけれど、日本も蚊が少ない気がします。水が溜まるときがあまりないですものね。まあしかし、実際には「蚊の役割」というものもあるはずなのですけれども。


記録的猛暑の中国、蚊が3割以上減少 最新の駆除装置も話題に

西日本新聞 2022/08/02

記録的猛暑に襲われている中国で、例年より蚊が少ないことが話題になっている。交流サイト(SNS)では関連のハッシュタグが付いた投稿の閲覧回数が3億8千万回に達した。水温が高くなると蚊が大量に死滅するとされ、昨年より蚊が3割以上減ったとの調査報告もある。

「#今年は蚊が少ない気がする」。中国の短文投稿サイト「微博」で7月25日、こんなハッシュタグが登場すると賛同する投稿が相次ぎ、注目ワードの上位にランクイン。

中国メディアの成都商報は「水温が35度を超すと蚊の卵や幼虫の発育が止まり、大量に死滅する」との昆虫学者の見解を報じた。

中国は今夏、北部の河北省で最高気温44度超を観測するなどの熱波に加え、雨が少ない地域もあり、東部の江蘇省では3~6月の蚊の発生密度が例年より減少。7月の気温が35度を超す日が多かった東部・浙江省杭州市のモニタリング調査では同月、蚊の数が前年同期より3~4割少なかった。

同市の女性(35)は「今年は本当に暑くてつらいけど、蚊が少ないのだけは良かった」と話した。

蚊はマラリアやデング熱などを媒介するため、中国では発生状況や駆除への関心が高い。

南部・四川省成都市の公園ではこの夏、人体や環境に優しい最新式の駆除装置50台が導入され、注目を集めている。

空気中の二酸化炭素(CO2)を収集し、人間が呼吸しているように錯覚させて蚊を集め、駆除する装置で、園内の蚊の数を約95%減少させることに成功したという。