サル徒党…。山口県でサルの襲撃により44人が負傷。海外でも大きく報じられる

 

日本でも多く報じられていますが、何だか、海外の報道のほうが臨場感がありますので、フランスの報道をご紹介します。


日本の都市でサルの略奪により42人が負傷

france24.com2022/07/25

Marauding monkeys injure 42 in Japanese city

日本の山口市の地方自治体は 7月25日、ここ数週間で42人を負傷させたサルの攻撃に立ち向かうために麻酔銃に目を向けていると述べた。

ニホンザルは日本の大部分でよく見られ、一部の地域では、作物を食べたり、家に侵入したりする。

しかし、西日本の都市でのサルの攻撃は珍しい。

今回の攻撃では、大人と子供が引っかき傷や咬傷などの傷を負っている。

農業局の市当局者は、匿名でAFPに以下のように述べた。

「山口市はすべて山に囲まれており、サルを見るのは珍しいことではありません。しかし、短期間にこれほど多くの攻撃が見られることはめったにありません」

怪我はこれまでのところほとんど軽度だ。

当局者は「当初は子どもと女性たちだけが攻撃されたが、最近では高齢者と成人男性も標的にされている」と述べた。

当局は、これらの一連の攻撃が、複数のサルによるものなのか、1匹の攻撃的な個体によるものなのかさえわかっていないという。サルは、開いた網戸をスライドさせたり、窓から侵入したりする場合がある。

市当局と警察は7月8日頃の最初の攻撃以来、この地域を巡視してきたが、まだサルを捕まえていない。

この話はここ数週間日本で話題となり、地元住民が定期的なサルの攻撃を報告している。

地元の父親は、日本の新聞に、「一階から子どもの泣き声が聞こえたので急いで走りました」と語った。

「すると、サルが私の子どもを攻撃をしていたのです」