秋田のハタハタが記録的な不漁

 


「季節ハタハタ」記録的不漁 ハタハタに依存し過ぎない漁を 秋田

秋田テレビ 2022/03/29

ハタハタ資源対策協議会が29日秋田市で開かれ、今シーズンの季節ハタハタの漁獲量が、禁漁が解禁されて以降 2番目に少なかったことが報告された。秋田県は、ハタハタに依存し過ぎない漁のあり方を求めた。

今シーズンの季節ハタハタ漁は105トンで、前のシーズンに比べて約45パーセント減少し、禁漁明けの1995年以降 2番目に少なくなった。秋田県水産振興センターは、冬から春にかけて沿岸部の海水温が高く、ハタハタが産卵しずらい環境だったと分析している。

これを受け、協議会では今後に向けた取り組みが話し合われ、今シーズン同様、漁獲枠を撤廃し、漁業日数を制限しながら資源を維持する方針を確認した。また県は、ハタハタに依存し過ぎない漁のあり方を求めた。

秋田県漁業協同組合・工藤裕紀 専務理事:
「ハタハタは諦めろと言われているように聞こえる。これまでハタハタ依存度が高かったものが期待できないのであれば、秋田の漁業をどうしていくのかという議論があってしかるべきではないか」

漁業関係者からは、「他県とも連携してハタハタ資源を管理していくべき」との意見も出された。