[綿価格の高騰は衣料品がより高価になることを意味する可能性がある]という海外報道

(※) 綿(コットン)の過去10年間の先物価格の推移

cotton


綿価格の高騰は、衣料品がより高価になることを意味する可能性がある

zerohedge 2022/03/29

Soaring Cotton Prices Could Mean Clothing Is About To Get More Expensive

気象予報データによると、テキサス州の干ばつにより綿花の供給が逼迫する可能性があるため、綿先物は3月28日に4%急騰し、10年ぶりの高値に達した。ニューヨークの前月の契約は1ポンドあたり1.41ドルに達し、2011年5月以来の最高の日中水準となった。

綿花先物は、過去3回のセッションで9.5%近く急騰した。最近の価格の高騰は、テキサスの干ばつ予想とウクライナの紛争による供給の引き締めに対する懸念によるものだ。

ブルームバーグは、テキサス州西部の干ばつ状態が供給に圧力をかけることを示した新しいデータを引用した。テキサス州は綿花の生産で最大の州だ。そして、米国は世界第3位の生産国だ。

今月初め、米国海洋大気庁 は4月から6月の間​​に予測する新しいレポートを発表した。テキサスを含む米国西部の多くは、深刻な干ばつから例外的な干ばつに苦しんでいる。

(※ 参考記事「米海洋大気庁が、アメリカ西部から中部の全土の60%近くが「7月まで雨がほぼ降らない極端な干ばつ」と予測」)

綿は衣類を作るための最も一般的な天然繊維であり、繊維に含まれる世界の繊維の3分の1を占めている。綿花の価格がさらに高騰し、肥料やディーゼルなどの農業コストが上昇し、運賃が上昇した場合、衣料品のコストは上昇し続けるだろう。