イラン、ミサイル兵器の再建のため中国から禁止物質を購入
israelhayom.comp 2025/10/30
Iran buys banned materials from China to rebuild missile arsenal

CNNは、テヘランが弾道ミサイル産業で使用するために中国から 2,000トンの過塩素酸ナトリウムを購入したと報じた。この取引に関与した一部の貨物船と中国企業は、すでに米国の制裁対象となっている。
国連が先月、同国への武器販売を禁じ、弾道ミサイル関連活動を禁じる制裁を再発動したにもかかわらず、イランは弾道ミサイル計画の復活に向けた取り組みを強化していると報じられている。
報告書で引用されている欧州の情報筋によると、国連の「スナップバック」制裁メカニズムが 9月末に発動されて以来、イランの通常型中距離ミサイルの燃料として使われる固形燃料の生産に重要な化合物である過塩素酸ナトリウムの複数の出荷が中国からイランのバンダル・アッバース港に到着している。
関係筋によると、9月29日に到着し始めた輸送物には、イランが中国の供給業者から購入した過塩素酸ナトリウム 2,000トンが含まれているという。
今回の調達は、ガザ紛争中にイランのミサイル施設が甚大な被害を受けたことを受けて行われたもので、枯渇したミサイル備蓄を補充しようとするイランの断固たる取り組みの一環とみられる。
関係する中国の海運会社や団体の一部は、すでに米国の制裁対象となっている。
先月イランに課された新たな制裁により、イランは核弾頭搭載可能な弾道ミサイルに関連するあらゆる活動を禁止されている。また、国連加盟国は、核弾頭搭載可能なミサイル運搬システムの開発に資する可能性のある物資のイランへの供給を阻止する義務を負っている。
専門家によると、これらの物資には弾道ミサイルも含まれる可能性がある。