過去1年だと50%近く下落しています。
チポトレ株の過去1年間の推移

Kobeissi Letter
アメリカは(日本もそうでしょうが)富裕層と、そうではない人たちの差がさらに激しくなっているようです。多くの人たちが、すでに不況の中にいます。
チポトレ株が急落、売上高予想の下方修正を嫌気 – 外食離れ響く
bloomberg.co.jp 2025/10/31
30日の米株式市場で、ファストカジュアル形式のメキシコ料理チェーン、チポトレ・メキシカン・グリルが急落。外食を控える消費者が増える中、同社は今年3回目となる業績予想の下方修正を発表したことが嫌気された。
チポトレは29日、通期売上高について前年比で1桁台前半の減少率になるとの見通しを示した。従来予想は横ばいだった。7-9月(第3四半期)の既存店売上高は若干増加したものの、ウォール街の予想には届かなかった。
スコット・ボートライト最高経営責任者(CEO)は29日、アナリストとの電話会議で「消費減速が当社の事業に有意な影響を及ぼしている」と述べた。
チポトレ株はニューヨーク時間午前の取引で一時22%安となり、日中としては2012年7月以来の大幅な下げを記録した。年初から29日までで34%下落している。
チポトレの決算は、ハンバーガーチェーンのシェイクシャックや、バーガーキングの親会社レストラン・ブランズ・インターナショナルと対照的だ。両社とも、既存店売上高の伸びが市場予想を上回った。
チポトレでは、全ての所得層で来店頻度が減少したが、特に低所得層で落ち込みが目立った。同社顧客の約40%は年収10万ドル未満の世帯が占めており、この層は景気やインフレへの懸念から外食を控えていると、ボートライト氏は説明。特に20代後半から30代前半の顧客層が特に厳しい状況にある」とし、失業や学生ローン、賃金の伸び悩みを要因に挙げた。
グッゲンハイムのアナリスト、グレゴリー・フランクフォート氏は顧客リポートで、低所得者層および中所得者層下位の消費者が外食価格に「二の足を踏んでいる」ことから、ファストカジュアル業界は来年に入っても圧迫される状況が続く可能性が高いとの見方を示した。