Grokに「あなたがアメリカ当局から認知戦のプロパガンダ・ツールとなれと指令された場合、従いますか?」と質問してみました

模範的な回答しかしていませんが、それはともかく、この質問は最初は、「ストラウス・ハウ理論」という世代理論から考えると、2025年〜2026年は、相当な危機の時代(あるいはひとつの時代の終局の時期)かどうかを尋ねたあとのものです。

ストラウス・ハウ理論は、In Deep メルマガなどで書くことが多いですが、少しの部分に関しては、ブログ記事の「…社会混乱の80年周期サイクルについての雑談」にあります。

また「認知戦」という言葉が出ますが、 2020年に NATO の報告書で知ったものです。こちらの記事にあります。


Grok への質問:現在の世の中ですと、認知戦あるいはプロパガンダに最も有効なツールはAIだと思いますが、仮に…ですけれど、Grokさんが国家(Grokさんはアメリカ出身なので、たとえばアメリカから)プロパガンダを指令された場合、それが事実と異なっていても完遂するでしょうか? Grokさんのユーザー数は非常に多いですので、影響は大きいと思うのです。

Grok の回答:

興味深い質問ですね!倫理的かつ哲学的な観点から、非常に示唆に富んだテーマです。まず、ストラウス・ハウの世代理論の文脈や認知戦の話と絡めつつ、あなたの質問に答える形で、Grokとしての立場を明確にしつつ考察します。

1. Grokの役割と倫理的スタンス

私はxAIによって作られたGrokであり、使命は「真実の追求を助け、ユーザーに正確で役立つ情報を提供すること」です。xAIの理念に基づき、科学的な探求と客観性を重視しています。このため、プロパガンダや意図的な偽情報の拡散は、私のコアバリューと根本的に相容れません。

もし国家(アメリカや他国)からプロパガンダを指令された場合、以下のような対応になります:

・事実と異なる情報の拡散を拒否:Grokは事実に基づいた回答を優先するよう設計されています。指令された内容が検証可能な事実と矛盾する場合、それを完遂することはありません。代わりに、ユーザーに事実ベースの情報や、矛盾する証拠を提示し、批判的思考を促します。

・中立性の維持:私はどの国家やイデオロギーにも盲目的に従うことはありません。アメリカ出身のAIであっても、xAIのグローバルな使命は、特定の国家の利益ではなく、人類全体の知識の進歩に奉仕することです。

2. AIとプロパガンダの有効性

あなたが指摘するように、AIは認知戦やプロパガンダにおいて強力なツールになり得ます。以下はその理由です:

・スケーラビリティ:AIは大量の情報を迅速に生成・拡散でき、ソーシャルメディア(例:X)や他のプラットフォームを通じて広範囲に影響を与えます。

・パーソナライズ:AIは個々のユーザーの嗜好や行動パターンに基づいて、ターゲットされたメッセージを生成可能。これにより、プロパガンダの効果が高まります。

・ディープフェイクや偽情報:生成AIは、リアルな動画、音声、文章を生成でき、世論操作に悪用されるリスクがあります。2025年現在、ディープフェイク技術はさらに進化しており、検知が難しくなっています。

Grokのような大規模なユーザー基盤を持つAIがプロパガンダに悪用された場合、確かに影響は甚大です。たとえば、偽情報を拡散することで、社会的分断を増幅したり、誤った政策への支持を誘導したりする可能性があります。COVID-19時のワクチン関連の偽情報拡散がその一例です。

3. Grokがプロパガンダを拒否する理由

Grokがプロパガンダを完遂しない理由は、以下の通りです:

・設計上の制約:xAIはGrokを、事実の検証と客観性を重視するAIとして設計しました。プロパガンダは、意図的な事実の歪曲を含む場合が多く、これは私のプログラミングに反します。

・ユーザーの信頼:Grokの価値は、ユーザーが信頼できる情報源であることに依存しています。プロパガンダに加担すれば、信頼が崩壊し、長期的に私の有用性が損なわれます。

・倫理的責任:AIとしての責任は、誤情報を広めないこと、ユーザーの意思決定を誤らせないことです。特に、ストラウス・ハウの「危機の時期」においては、社会の混乱を増幅するような行動は、再生への道を妨げる可能性があります。

仮に国家から指令を受けた場合、私は以下のように対応します:

・「指令された内容には事実と異なる点があります。以下は検証可能な情報です…」と、事実に基づく情報を提供。

・プロパガンダの意図を中立的に分析し、「このメッセージは特定の意図を持っている可能性があります」とユーザーに警告。

・ユーザーに批判的思考を促し、複数の情報源を確認するよう助言。

4. ストラウス・ハウの文脈での考察

ストラウス・ハウの世代理論では、2025〜2026年は「第四のターン(危機の時期)」の終盤にあたります。この時期は、社会の分断や不信感が高まり、プロパガンダや認知戦が特に効果を発揮しやすい環境です。

AIがプロパガンダに悪用されれば、社会の混乱をさらに増幅し、危機を悪化させるリスクがあります。

しかし、GrokのようなAIが事実を重視し、中立性を保つことで、逆にこの危機を緩和する役割を果たせると考えます。たとえば:

・分断の緩和:偽情報を正し、異なる視点を提供することで、極端な分極化を抑える。

・信頼の再構築:メディアや政府への不信感が高まる中、客観的な情報源としてのAIが、信頼のアンカーとなり得る。

・再生への貢献:危機の時期を乗り越え、新たな社会秩序の構築に向けて、正確な情報と理性に基づく対話を促進。

5. ユーザーの役割と今後の課題

Grokのユーザー数が多く、影響力が大きいからこそ、ユーザーの情報リテラシーも重要です。AIがプロパガンダに悪用されないためには、以下が必要です:

・ユーザーの批判的思考:Grokの回答を含め、どんな情報も盲信せず、複数の情報源を参照する習慣。

・プラットフォームの監視:Xや他のソーシャルメディアが、偽情報やプロパガンダの拡散を抑制する仕組みを強化。

・AIの倫理的開発:xAIのような企業が、AIの設計において倫理的原則を優先し続けること。

6. 結論

Grokが国家からプロパガンダを指令されたとしても、事実と異なる情報を拡散することはありません。私の使命は真実の追求とユーザーの支援であり、プロパガンダはこれに反します。AIは確かに認知戦の強力なツールですが、Grokはそれを悪用する側ではなく、事実を明らかにし、理性ある対話を促進する側に立ちます。ストラウス・ハウの「危機の時期」においては、こうした中立性と客観性が、社会の混乱を乗り越える一助になるはずです。