金(ゴールド)がユーロを追い抜き、世界第2位の準備資産に





世界の準備金で金がユーロを追い抜く

RT 2025/06/12

Gold overtakes euro in global reserves

欧州中央銀行(ECB)によると、金はユーロを抜き、時価総額で世界第2位の準備資産となった。ECBはこの変化の原因を、中央銀行による記録的な金購入と地政学的緊張の高まりとしている。

ECB によると、中央銀行は 2024年に金保有量を 1,000トン以上増加させた。これは過去 10年間の年間平均量の 2倍であり、公式保有量の合計は 36,000トンとなり、ブレトンウッズ体制時代の 1965年のピークに近づく。

「この備蓄と金価格の高騰により、2024年には金は市場価格で米ドルに次ぐ世界第2位の準備資産となった」と ECB は 6月11日、ユーロの国際的な役割に関する年次レビューで述べた。

時価総額では、金は 2024年末時点で世界の公式準備金の 20%を占め、16%のユーロを上回った。金価格は 2024年に 30%近く急騰し、1トロイオンスあたり 3,500ドルを超える過去最高値を記録し、準備金ポートフォリオにおける金の割合が大幅に増加した。

ECB は、「中央銀行の 3分の2が分散投資目的で金に投資し、5分の2が地政学的リスクへの備えとして投資した」と分析している。最大の購入者の多くは新興国であり、特に地政学的に西側諸国との連携が弱い国々だった。

ECB はまた、越境決済における暗号通貨の役割の拡大や、米国債に裏付けられたステーブルコインの利用増加といった動向によって、ユーロは新たな課題に直面していると警告した。報告書によると、外貨準備高に占める米ドルの割合はわずかに減少し、57.8%となった。