インド政府が、イスラエルから「出国を希望する自国民全員」の避難作戦を開始

イスラエルに住むインド人の多くは、イスラエル人の高齢者相手の介護の仕事をしているのだそうです。





インド、イスラエルから国民を避難させる

RT 2025/06/19

India to evacuate its citizens from Israel

インド外務省は、陸路国境を経由して渡航し、その後空路で渡航できるようになると発表した。

インドは、ユダヤ国家イスラエルとイランの軍事衝突を受けて、イスラエルから「出国を希望する」自国民全員を避難させることを決定した。

インド外務省は木曜日 (6月19日)、国民に対しテルアビブの同国大使館に登録するよう呼びかけた。

「イスラエルとイラン間の最近の情勢を踏まえ、インド政府はイスラエルから退去を希望するインド国民を退避させることを決定した」とインド外務省はプレスノートで述べた。「イスラエルからインドへの渡航は、陸路で国境を越え、その後インドへ空路で渡航することになる」

テルアビブのインド大使館はインド国民に対し、「警戒を怠らず、イスラエル当局と内戦司令部が発行する安全ガイドラインを厳守する」よう呼びかけた。

インド大使館によると、イスラエルには約 1万8000人のインド人がおり、その多くはイスラエルの高齢者に雇用されている介護士だ。

また、ダイヤモンド取引業者、IT専門家、学生もイスラエルに住んでいる。さらに、インド系ユダヤ人も約 8万5000人いる。

また、インドはイランからも自国民を避難させている。

外務省によると、今週初め、テヘランの学生 110人が陸路で隣国アルメニアへ移送された。「学生たちは、イランとアルメニアにある我々の代表部の監視の下、陸路でアルメニアの首都エレバンへ移動した」と外務省は水曜日に発表した。

インディアン・エクスプレス紙によると、現在イランには 4,000人以上のインド国民がおり、その半数は学生だという。