(コメント)最近、昔の知り合いなどと会うと、「初めて会ってから40年 (@_@)」ということに気づくこともありまして、自分も長いことないなあ、とか思う部分もあり、寝る前に思い出投稿をしようと思います。
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タコ – 嘔吐中枢は世界の源(1983)
まだ東京に出てくる前でしたので、高校生の頃でしたかね。当時は自主出版的な『宝島』という雑誌を毎月買っていたんですよ。当時の宝島は面白い雑誌でした。
北海道の田舎の岩見沢という町でしたが、そこにあった書店に毎月入っていたんです。ただし、「3冊だけ入る」ような状況で。一度、発売日に書店に行くと売り切れで(まあ、3冊なんで)、それからは、発売日には注意深く本屋に行って、手にしていたんですが、音楽雑誌ではないですけれど、音楽のことも書かれている雑誌で、そこに頻繁に「タコ」というのが出てくるのですよ。
読むと、山崎春美という人(自販機本JAMの編集とかと関係していた人ですね)が主体のメンバーが不定のバンドでした。
その後、このタコがアルバムを出すということを知りまして、これも、何かの自主系の雑誌の広告で知ったのですが、「これは買いたいなあ」と思ったのですが、何しろ北海道の田舎のレコード屋にそんなものがあるわけはないのです。
そうしましたら…本の雑誌だったか、何だかの広告で「通販承ります」とありまして、それで購入したんです。何しろ、銀行振り込みだカードだの何だのない時代で、「現金書留」だけの時代です。つまり、封筒にお金を入れて送るのです。
それで、現金を送りました。
「本当に来るのかなあ」
と思いながら、2週間、3週間と何も音信がなく、「ああ、やっぱり詐欺的なのかなあ」とか思っていたんですが、おおむね 1カ月後くらいですか、アルバムが届いて。
そのアルバムがいいか悪いかはともかく、ありがたかったですね。
Wikipedia によると、以下のようなアルバムです。
> 1983年、坂本龍一、遠藤ミチロウ、町田町蔵、工藤冬里、上野耕路、宮沢正一、NON、川島バナナなど多彩なミュージシャンと山崎の歌詞とのコラボレーションによる1st.アルバム『タコ』 を発表。ピナコテカレコードからのリリースで、ジャケットは花輪和一と合田佐和子だった。『タコ』は自主制作盤としては破格のヒットを記録するが、アルバムに収録された「きらら」という曲の歌詞に差別的な表現が使われていたため、団体からクレームがつき自主回収・発売禁止となる。この影響でピナコテカレコードは年内解散に追い込まれた。 Wikipedia
どの曲が一番いいとかはないですけれど、「病んでるなあ」と思ったのはありました。ボーカルは篠崎順子さん(活動名:ロリータ順子)という方でした。彼女は、その後、25歳で亡くなってしまいますが(死因は諸説あります)、当時は、歌手の戸川純さんと同じくらいの人気を誇るアングラ・クイーンでした。
何かの雑誌に出ていた篠崎順子さん

アルバムに入っていたのは、この曲です。
病んだ曲ですけれど、歌詞は以下のようなものでした。
ロリータ順子 – 嘔吐中枢は世界の源
食べて 吐いて また食べて
吐いて 吐いて 吐き続ける
嘔吐中枢ぶっ壊れ
吐けずに 苦しい それでも食べる
そのうち ぶくぶく太りだす
しまいに ぶよぶよブタになる
自分の汚物が 自分の食事
楽しい お地獄
便器に アタマから 突込んで
吐いたものを 再び食べる
食べて 吐いて また食べて
食べて 吐くのか
吐くために 食べるのか
(略)
いろいろな人を私も見ましたけれど、何だか苦しい人たちは
確かにいます。