ちなみに、最新の数値ですと、含み損は 約30兆700億円に達した模様です。銀行や生保や年金機構などを含めて、厳しそうな状況ですね。何らかの手は打たれるのでしょうけれど。
日銀の保有国債 評価損28兆円余で過去最大 金利上昇が背景
NHK 2025/05/28
日銀が保有している国債の評価損が、2025年3月末時点で 28兆円余りに拡大していることがわかりました。金利の上昇に伴って国債の価格が下がったことが要因で評価損の額は比較可能な 2004年度以降では最大です。
日銀が 28日発表した 2024年度1年間の決算によりますと、2025年3月末時点で 575兆9308億円の国債を保有していますが、時価で換算すると 547兆3062億円で、28兆6246億円の評価損となりました。
評価損の額は2024年3月末時点の 9兆4337億円から大幅に拡大し、比較可能な 2004年度以降では最大になったとしています。
日銀はかつて大規模な金融緩和策のもとで大量の国債を買い入れました。
その後はマイナス金利政策を解除して利上げを進めていますが、金利の上昇に伴って国債の価格が下がったことで評価損が膨らんだ形です。
日銀は、国債を満期まで保有するのが前提のため、時価での評価が決算に影響することはないとしています。
日銀は、現在、国債の買い入れを段階的に減らしていますが、市場関係者が日銀の財務に懸念を持つような事態となれば、通貨の信認が崩れて円相場や金利に影響が出るという見方もあり、財務の健全性をいかに維持していくかが引き続き課題となります。