イーロン・マスク氏がトランプ米大統領の政権からの離脱を発表
aljazeera.com 2025/05/29
Elon Musk announces departure from US President Trump’s administration

ハイテク業界の億万長者イーロン・マスク氏は、連邦政府の経費削減プロジェクトを数カ月にわたって主導してきたドナルド・トランプ米大統領の政権を離れると発表した。
匿名のホワイトハウス当局者が AP 通信にこのニュースを確認した。
マスク氏は 1月に、米国連邦予算から少なくとも 1兆ドル (145兆円)を削減すると公約してトランプ政権に加わったが、DOGE (政府効率化省) のウェブサイトによれば、削減額は約 1750億ドル(25兆円)、つまり米国納税者 1人当たり 1088.96ドルにとどまっている。
トランプ政権における特別政府職員としてのマスク氏の 130日間の任務 は5月30日頃に終了する予定だった。政権は、連邦政府の再編と縮小に向けた DOGE の取り組みは継続すると述べている。
マスク氏の辞任は、トランプ大統領の看板法案である「大きくて素晴らしい法案」について同氏が公に懸念を表明してからわずか数日後に起きた。この法案は、大統領の 2017年の減税措置を延長するとともに、食料支援やメディケイドに就労要件を追加する 1000ページに及ぶ法案だ。
「率直に言って、この巨額の支出法案は財政赤字を減らすどころか増やし、DOG Eチームの取り組みを損なうものなので、失望した」と、マスク氏は CBS サンデーモーニングのニュース番組で語った。
この法案はまた、米国とメキシコの間に壁を建設したり、移民関税執行局への資金集めなど、トランプ大統領の代表的なプロジェクトの一部に支出を割り当てている。
議会予算局によると、この法案が現在の形式で可決されれば、2034年までに米国の財政赤字が 3兆9000億ドル (170兆円)増加すると予想されており、DOGE の取り組みが無駄になるという。
「法案は大きなものになるか、美しいものになるか、どちらかだと思うが、両方が実現できるかどうかは分からない。これは私の個人的な意見だ」とマスク氏は CBS に語った。