イスラエルとハマスが停戦交渉再開、ガザでは72時間で数百人死亡
ロイター 2025/05/18
イスラエルとパレスチナ自治区のイスラム組織ハマスは17日、カタールで停戦協議を再開したと明らかにした。その一方で、イスラエル軍はガザへの爆撃を激化させており、過去72時間で数百人が死亡した。また、新たな大規模地上侵攻に向けた準備を進めている。
ハマス指導部のメディア顧問であるタヘル・アルヌヌ氏はロイターに、17日にドーハでイスラエル代表団との新たな間接協議が始まり、あらゆる問題について「前提条件なしに」協議したと述べた。
「ハマス代表団は自らの立場を説明し、戦争の終結、捕虜交換、イスラエル軍のガザ地区からの撤退、同地区への物資搬入許可の必要性を指摘した」と語った。
イスラエルのカッツ国防相も声明で、ハマスに拘束されているイスラエル人の人質解放に関する交渉がドーハで再開されたと発表した。イスラエル側がまず停戦やガザ封鎖の解除に合意することなく協議が始まったと指摘した。
パレスチナ保健当局によると、イスラエル軍による新たな空爆作戦が開始されてから3日目に当たるこの日だけで、少なくとも146人が死亡した。
さらに数百人が負傷して病院に搬送され、多数ががれきの下敷きになっているとみられる。