今年1月にトルコで発生した78人が死亡したホテル火災の被告に「懲役1998年」が求刑される

1月21日にトルコのスキーリゾートにあるホテルの火災で、78人が死亡したことに対してのものです。逮捕されたのは、ホテルのオーナーを含む 32人でした。

この「1998年の懲役」とは、報道によれば、「1人に対する殺人事件の刑罰 × 78人」ということのようです。





トルコ、ホテル火災事件の被告たちに懲役1998年を求刑

ria.ru 2025/05/17

В Турции требуют по 1998 лет тюрьмы фигурантам дела о пожаре в отеле

トルコのボル県にあるグランド・カルタル・ホテルの火災に関連して逮捕された 13人に対し、検察は懲役 1998年を求刑したと、トルコ NTV が土曜日 (5月17日)に報じた。

同テレビは「検察当局は、過失致死と傷害の罪で逮捕された 13人に対し、それぞれ懲役 1998年を求める起訴状を準備している」と報じた。これは、チャンネルが説明しているように、火災の犠牲者 78人それぞれに対する殺人罪の罪状を合計した結果だという。

2025年1月21日夜、トルコのボルにあるスキーリゾート、カルタルカヤの建物が火災に巻き込まれた。グランド・カルタル・ホテルの火災で 78人が死亡、133人が負傷した。捜査の一環として、ホテルのオーナーを含む 32人が逮捕された。

逮捕された 13人には、ホテルのオーナーや経営陣、ボルの副市長、ボル消防署長、その他の役人などが含まれている。ホテルの厨房スタッフを含む逮捕された他の 19人に対して、検察は懲役 22年半を求めている。

これまでの調査の結果、火災は、1月21午前3時17分にホテル 4階のレストランでシェフが電気グリルのスイッチを入れたときに発生したことが判明している。ユニットはサーモスタットの錆により過熱たが、電気技師は短絡保護が適切に機能しているかどうかを確認していなかった。

火花が出てグリル横のゴミ箱に引火し、ガスホースに引火して大火災が発生し、ホテル全体が火災に巻き込まれ、廊下は一酸化炭素で満たされた。

また、駐車場から逃げたホテル従業員がドアを閉めなかったことと、木製の羽目板があったために火が燃え広がった。

調査官たちは、このホテルにはエレベーターや非常階段がなく、避難計画がホテルの規模に見合っていないことを発見した。

同テレビは、トルコ文化観光省職員に対する捜査は別の事件として分けられたと伝えている。

この悲劇を受けて、その後の調査で欠陥が見つかり、トルコで営業停止となったホテルの数は 700軒近くに上る。