イスラエル軍は、3月以降ガザで殺害された人の80%が民間人であることを認めた





イスラエル軍は、3月以降ガザで殺害された人の80%が民間人であることを認めた

The Cradle 2025/05/14

Israeli army admits civilians make up 80 percent of those killed in Gaza since March

ha-makom.co.il

イスラエル軍は、イスラエルが 2か月前に停戦を破って以来のガザ攻撃で死亡した人々の 80%以上が無関係の民間人であることを認めたとハマコム紙が 5月13日に報じた

このヘブライ語の新聞の取材に対し、イスラエル軍報道官室は、5月13日時点でガザ地区で殺害された 2,780人のうち 500人が「テロリスト」であると述べた。一方、イスラエル軍によって殺害された残りの 2,280人は「テロリストの疑いはない」としている。

データによると、イスラエル軍によって殺害されたとされるハマス戦闘員 1人につき、約 4.5人の民間人が殺害されたことが示されている。

比較すると、ロシア・ウクライナ戦争における戦闘員と民間人の殺害数の比率は 1対 2.8であり、シリアにおける米国による ISIS との戦争では 1対 2.5だった。

ハマコム氏は、ガザ地区での死者総数はパレスチナ保健省がまとめたデータから得たもので、その数字はイスラエル軍自身も信頼できると判断したと書いている。

しかし、この地域での死者数に関する多くの推定は、保健省が記録した数字よりもはるかに高い。

ユーロメッド・モニターによれば、ハマス戦闘員 1人が殺害されるごとに、14人の民間人が殺害されており、その多くは女性と子どもだ。

ガザ地区での戦闘を含むイスラエルによる過去の戦闘と比較しても、今回の戦争では殺害された戦闘員に対する民間人の比率が急上昇しているようだ。

イスラエルが停戦協定を破りガザ地区への爆撃を再開した今年 3月18日以降、少なくとも 2,780人が死亡し、7,680人が負傷した。