中国が「米国への希土類鉱物の供給の停止」という強力な報復を実施

電子機器や電池製造の他、兵器製造などに不可欠な鉱物類のことです。こちらよると、

> 中国は世界最大の希土類鉱物生産国であり、現在世界の供給量の約 70%を占めている。より正確に言えば、中国は原料鉱物の約 60%を供給しているが、加工・精製能力のほぼ 90%をコントロールしている。

のだそうです。





中国はトランプ大統領の関税に対抗し、現代世界の重要な鉱物の一部に対する米国の供給を停止した

as 2025/04/07

China responds to Trump’s tariffs by cutting off US supplies of some of the modern world’s vital minerals

中国はトランプ大統領の関税に対抗するため、近代的生産に不可欠なこれらの資源の輸出を制限した。

過去 25年間、中国は希土類金属市場における主要プレーヤーとしての地位を戦略的に確立してきた。

これらの資源は、通信機器や軍事兵器の生産に不可欠な要素だ。この重要な市場における中国の力は、4月2日木曜日にドナルド・トランプ大統領が課した関税に対して中国が報復措置を取った 4月4日金曜日に明らかになった。

中国が希土類金属の輸出規制を実施

トランプ大統領が中国からの輸入品に 34%の関税を課すと発表したことを受けて、中国は希土類金属の輸出規制を課し、米国の買い手のアクセスを制限すると発表した。

輸出規制は米国だけを対象としているわけではないが、米国のバイヤーがこれらの材料を入手するのはより困難になるだろう。なぜなら、より希少な市場で他の国々と競争することになるからだ。

新しい輸出規制の対象となる金属には、サマリウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ルテチウム、スカンジウム、イットリウムなどがある。これらの金属は、超伝導体、磁石、レーザーなどの製造に使用されている。

アメリカ地質調査所は昨年、2023年にはこれらの金属の鉱山生産量の約 68%を中国が占める報告した。一方、米国は約 12%に過ぎない。

これらの金属は半導体製造だけでなく兵器製造にも不可欠であり、同国の軍事装備のサプライチェーンにおける重大な国家安全保障上の弱点を浮き彫りにしている。