韓国で、乳児から「新型コロナではない新種のコロナウイルス」が検出される

ヒトコロナウイルスは、風邪ウイルスとして、もともとたくさんあると思うのですが、記事を読む限り、初めてヒトから検出された種のようです。





肺炎の乳児から新たなヒトコロナウイルス検出、韓国で初

koreabiomed.com 2025/02/27

New human coronavirus detected in infant with pneumonia, for 1st time in Korea

韓国の研究者らは、新型コロナウイルス感染症とは異なる新たなヒトコロナウイルス(HCoV)を発見した。アルファコロナウイルス科に属するこのウイルスは、肺炎の症状を呈する生後 103日の乳児から検出された。

研究者によると、その起源は韓国に生息する野生のげっ歯類、ヤマネ(※ リスやネズミと同じ齧歯類の動物)である可能性が高いという。

高麗大学医学部微生物学科のソン・ジンウォン教授率いる研究チームは 2月25日、これまで報告されたことのない新たなヒトコロナウイルスを特定したと発表した。

研究チームは 2022年に肺炎の症状で高麗大学安山病院に入院した乳児の検体を分析した。

研究チームによると、感染した乳児は発熱、咳、痰、鼻水などの呼吸器症状と急性中耳炎、肝機能異常を呈し、高麗大学安山病院に入院した。肺炎を呈しており、肝機能値(AST/ALT)は 462/350 IU/Lと異常に高かった。保存的治療で肝機能と呼吸器症状は改善し、8日後に退院した。

研究者らは、感染の原因を突き止めるため、2018年から 2022年にかけて採取された野生の韓国ヤマネ 880匹を検査し、ウイルス感染の有無を調べた。

その結果、江原道と済州道で採取された動物のうち 16匹(1.8%)が、乳児に見られるウイルスと 93.0~ 96.8%という高い遺伝的類似性を示した新型アルファコロナウイルス(α-CoV)に感染していたことが判明した。

「このウイルスは既存のヒトコロナウイルス(229E、NL63、OC43、HKU1)とは遺伝的に異なり、げっ歯類に由来する可能性が高い」とソン教授は述べた。

ソン氏は、げっ歯類がウイルスの自然宿主である可能性が高いが、感染経路は依然として不明だと述べた。

同氏は、COVID-19は主に肺炎を引き起こすが、このウイルスは肝機能障害や肺炎とも関連があると付け加えた。

ソン氏は、ヒトからヒトへの感染の可能性についてはさらなる研究が必要だと指摘した。