タイで異例の寒波。首都バンコクでは15.2℃まで気温が低下

気温分布を見ますと、アジア全域が寒いのではなく、タイやカンボジア、ベトナムなどを含むインドシナ半島だけが、異様な低温になっていることがわかります。

2025年1月14日のアジアの気温の平年との差異

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バンコクで15.2度、異例の気温低下

CNN 2025/01/14


bangkokbiznews.com

熱帯のビーチや猛暑の記録で知られるタイが異例の寒波に見舞われ、首都バンコクでは13日の気温が15.2度と、2017年以来の寒さを記録した。

タイ気象当局は、気温の低い状態が少なくとも2月中旬まで続くと予想している。

バンコク中心部のシーロム通りでは、住民らがセーターやパーカーを着込み、ポケットに手を入れて歩く姿もみられた。

屋台で飲み物を売る女性(63)は、「例年とは違う。バンコクが前回こんなに寒くなったのはいつだったか、思い出せない」と話した。

タイ観光当局によると、バンコクの1月の気温は平年なら23~33度。北半球の各地から、冬の寒さを逃れて訪れる旅行者も多い。

女性は、涼しければ街を歩く人が増え、商売が繁盛するだろうと期待を示す。普段だと昼食後から午後にかけての時間帯は、暑さもあって人通りが急に少なくなるという。

気象当局の統計によると、バンコクの過去の最低気温記録は1955年1月12日の9.9度だった。

タイ北部の高地はバンコクよりも気温が低く、中心都市チェンマイの1月の平均最低気温は15度まで下がる。

だが今週は中国から張り出した冷たい高気圧の影響で、バンコクと同様に北部の気温も例年以上に下がっている。

X(旧ツイッター)には、「バンコクは今朝とても寒くて、暖かい上着が必要。多くのタイ人が厚手のコートを引っ張り出しているだろう」といった投稿が相次いでいる。