モスクワに過去最大のドローン攻撃





モスクワに過去最大のドローン攻撃 空港一時閉鎖、民間機あわや衝突

朝日新聞 DIGITAL 2024/11/10

ロシア国防省は10日、ウクライナ軍の大規模なドローン(無人機)攻撃がロシア各地であり、モスクワ郊外では34機を撃墜したと発表した。ロシア独立系メディアは「モスクワへの過去最大のドローン攻撃」と伝えているほか、モスクワの空港を目指していた民間機がぎりぎりで衝突を回避したと報道している。

モスクワのソビャニン市長によると、ドローンが飛来したのは、モスクワ南方にあるモスクワ州のドモジェドボやラメンスコエなど。モスクワの玄関口であるシェレメチボ空港など複数の空港が一時閉鎖された。

独立系メディアによると、中央アジアのウズベキスタンからシェレメチボ空港に向かっていた民間機が、進路上を飛行するドローンに気づいて回避したという。

また、モスクワ州知事は、州南東部のスタノボエにドローンが落下して住宅2棟が炎上し、女性1人が負傷したとしている。

モスクワへの大規模なドローン攻撃は、20機が撃墜された今年9月以来。ロシア独立系メディア「シレナ」は、モスクワへの過去最大のドローン攻撃としている。ロシア国防省によると、モスクワのほかにロシア南西部なども攻撃を受け、計70機を撃墜したという。