オーストラリアでサル痘の感染者が急増という報道。すでに昨年の30倍に





オーストラリアでエムポックス感染者が急増

Medical Xpress 2024/09/27

Australia sees surge in mpox cases

オーストラリアでは過去 3か月間にエムポックスの症例が急増しており、ある医療専門家はワクチン接種率の低さが都市部以外での急増を引き起こしているのではないかと懸念している。

今年はこれまでに 737件の症例が記録されており、その大半はここ数カ月間に発生している。

これと比較すると、昨年は 26件、2022年は 144件の症例だった。今年の新規症例の大半は南東部の州で発生し、女性の症例はわずか 2件と報告された。

オーストラリア保健高齢者福祉省の広報担当者は AFP に対し、今年 5月から感染者数が増加していると語った。

オーストラリアはこれに対応して、ワクチン接種の対象者に関する制限を解除し、「エムポックスに感染するリスクのあるあらゆる年齢の人々」が接種対象になることを認めた。

シドニーの性健康医師兼一般開業医のマシュー・シールズ氏は、国営放送局ABCに対し、ワクチン接種率が低い都市部以外でもウイルスが検出されていると語った。

Mpox は、感染した動物から人間に感染するウイルスによって引き起こされ、密接な身体的接触によって人間から人間に感染することもあります。

このウイルスは 2022年5月に系統 2bが世界中に広がり、主にゲイやバイセクシャルの男性に影響を与えたことで国際的に注目を集めた。

オーストラリアでは、より危険であると考えられているエムポックスの新しい系統 1b変異体の症例はまだ報告されていない。