イラクの武装勢力リーダーが「イスラエルとの戦争が勃発した場合、アラブ首長国連邦を攻撃する」と警告





イラク民兵、イスラエルとの戦争が勃発した場合UAEを攻撃すると警告

Middle East Monitor 2024/09/29

Iraq militia threatens to attack UAE if war with Israel breaks out

レバノン危機が悪化し、イラク民兵の同盟国ヒズボラが著しく弱体化する中、イラク民兵は、イスラエルとの直接戦争が勃発した場合、アラブ首長国連邦(UAE)を攻撃すると警告した。

Xへの投稿で、イラクのシーア派民兵組織カタイブ・サイイド・アル・シュハダの指導者アブ・アラア・アル・ワラエイ氏は、「我々イラクのイスラム抵抗勢力は、アラブ首長国連邦を湾岸のシオニスト組織の前進基地と見ており、全面戦争が勃発した場合の抵抗勢力の主な攻撃目標と見なしている」と述べた。

彼はさらに、「現在シオニスト国家の奥深くまで到達しているイラクのイスラム抵抗勢力のミサイルとドローンは、この地域の権力奪取国家の別の拠点を容易に攻撃する可能性がある」と警告した。

アルワラエイ氏の木曜日のこの脅迫は、イスラエルが先週レバノンでイラン支援の組織ヒズボラとの紛争を急激かつ過激に激化させ、ベイルート郊外へのイスラエル軍の攻撃でヒズボラの長年の指導者ハッサン・ナスララ師が殺害されるという事態にまで発展する中で行われた。

イラクのシーア派民兵によるイスラエルへの攻撃はこれまで限定的だったが、多くの民兵がレバノンやその国境に人員や軍隊を派遣し、イスラエル軍との小競り合いに参加すると誓っており、紛争が間もなくより広範囲の地域で全面戦争に発展するのではないかとの懸念が広がっている