クロアチアが徴兵制度を復活





クロアチア、16年ぶりに兵役制度を復活

rmx.news 2024/08/30

Croatia brings back military conscription after 16 years

クロアチアは2008年に志願兵のみの軍隊に切り替えていた。

クロアチアは来年 1月1日から 2か月間の兵役義務を再導入すると、イヴァン・アヌシッチ国防相が発表した。

この措置は、1990年代に血なまぐさい戦争を経験したバルカン半島での軍拡競争と軍備増強に続いて、ロシアのウクライナ侵攻と欧州での緊張の高まりを受けて行われた。

この決定は、国が志願兵制度に切り替えた 2008年に停止されていた徴兵制度の復活を意味する。

「徴兵兵、下士官、将校の給与を、基本給だけでなく日当や彼らが受け取る権利のあるすべてのものも含めて引き上げた」と大臣は 8月29日、クロアチアのテレビ局RTLに語った。

「軍隊の近代化と装備は同盟国や NATO 首脳との合意に沿って計画通りに進んでいる」と大臣は述べた。

2か月前、議会で計画を発表した際、アヌシッチ氏は、志願兵役手当が最近 900ユーロ(約14万5000円)に増額されたが、これは強制的な徴兵に応じる者に対しても同じ額が維持される予定であると述べた。

目標はできるだけ多くの若者を防衛システムに留めることであり、毎年推定 1万5000人が訓練に参加していると彼は述べた。

クロアチアでは、当時の調査で若者の約 90パーセントが良心的に武器の使用に反対していることが示されたこともあり、2008年に兵役義務が廃止されていた。