以下のようなものだそうです。感染致死率が大変に高い感染症のようです。
> チャンディプラベウイルスは、ヒトの脳炎、チャンディプラ脳炎と関連している。…2003年6月から8月の間に、インドのアーンドラプラデーシュ州とマハラシュトラ州で 329人の子供がこのウイルスに感染し、183人が死亡した。 Wikipedia
インドで20年ぶりのチャンディプラウイルス感染が発生:WHO
oneindia.com 2024/08/28
India Witnesses Largest Chandipura Virus Outbreak in 20 Years: WHO
世界保健機関(WHO)は、インドにおける現在のチャンディプラウイルスの流行は過去 20年間で最大規模であると報告した。
インド保健省は 6月初旬から 8月15日までの間に、急性脳炎症候群の症例 245件を記録し、うち 82件が死亡、感染致死率は 33%となった。現在、インドの 43地区で急性脳炎症候群症例が報告されており、そのうち 64件はチャンディプラウイルス(CHPV)感染と確認されている。
チャンディプラウイルスはインド特有の病気で、定期的に流行する。しかし、8月23日の WHO の疾病流行ニュースによると、今回の流行は過去 20年間で最大規模だ。
このウイルスはラブドウイルス科に属し、特にモンスーンシーズン中にインド西部、中央部、南部で散発的に急性脳炎症候群の症例を引き起こす。グジャラート州では、4 ~ 5年ごとにチャンディプラウイルスの流行が起きる。
チャンディプラウイルスは、サシチョウバエ、蚊、ダニなどの媒介動物によって伝染する。チャンディプラウイルス感染による感染致死率は 56% から 75% と非常に高い。
チャンディプラウイルスに特有の治療法やワクチンはない。WHO によると、早期に治療と集中的な支持療法を受けることで生存率を高めることができる。
リスクの高い地域では、急性発熱および中枢神経症状を呈する15歳未満の小児に重点を置き、監視活動を強化する必要がある。
紹介先の検査室で血清学的およびウイルス学的調査を行うために、血清および脳脊髄液サンプルを適時に収集、輸送、検査するための検査室診断能力を確保する必要がある。