調剤薬局の倒産件数が過去最多ペースに





調剤薬局「冬の時代」へ…倒産件数は過去最多ペース、初の負債総額100億円超え

news.yahoo.co.jp 2024/08/08

東京商工リサーチは8月7日、「調剤薬局」の倒産が2024年1-7月で過去最多の22件(前年同期比266.6%増)に達したと発表した。負債総額は135億6,500万円(前年同期比422.1%増)、初めて100億円を上回った。

コロナ禍の受診控えによる業績悪化に加え、大手薬局の出店攻勢などで市場競争が激しさを増している。また、セブンイレブンやアマゾンら異業種大手の参入でさらにシビアな環境となることが予想される。

地域密着型の中小薬局は、顔の見える顧客対応が強みだが、ビジネスモデルの変革の波に乗れない調剤薬局は、さらなる淘汰にさらされる可能性が高まる。