カリフォルニア州で2週間にわたり数百頭の死んだアシカの赤ちゃんが海岸に打ち上げられている
sfgate.com 2024/05/23
Hundreds of dead sea lion pups washing ashore in California
カリフォルニア沿岸に何百頭ものアシカの赤ちゃんの死骸が打ち上げられ、研究者たちはその原因を解明しようと躍起になっている。
この現象は約 2週間前に始まったと、カリフォルニア大学サンタクルーズ校のダニエル・コスタ教授は電話取材に答えた。
「心配です。こんなことは今まで見たことがありません」。
謎は広範囲に広がっているようだ。
研究者たちはセントラルコースト沿いのサンミゲル島で死んだ赤ちゃんを発見し、コスタ教授の大学院生のジョージ・コラコはサンタクルーズ沖のアニョヌエボ島で死んだ赤ちゃんを 300頭近く数えた。通常この土地では毎年 800頭のアシカの赤ちゃんが生まれる。
死因は今のところ明らかではないが、「急激な発症のようです」とコスタ氏は電子メールで述べた。「数か月前は問題なかったようなのです」。
死因について、コスタ氏は、病気から食糧不足まであらゆる原因が考えられると語った。死骸の予備検査でアシカは「痩せていた」ことが分かったが、鳥インフルエンザが死因である可能性を排除するにはさらなる検査が必要だとコスタ氏は述べた。
しかし、この悲惨な発見にもかかわらず、コスタ氏は、 2018年に発表された長期研究によるとアシカの個体数は概ね急増していると述べている。