米銀行の破綻の際の補償を担うFDICのトップが「突然辞任」

 

適度な理由付けを作り出しながら、ひとり逃げました。銀行破綻の連鎖は、どう考えても近いですからね。現状の FDICの資産では、破綻の連鎖の際にはすぐ枯渇します。

(参考記事) アメリカ4800行にのぼる銀行の「半数が支払い不能に陥る可能性」について英テレグラフの著名ジャーナリストが警告
In Deep 2023年5月3日





米連邦預金保険公社総裁が辞任へ、職場の問題点巡る報告書受け

bloomberg.co.jp 2024/05/21

米連邦預金保険公社(FDIC)のグルーエンバーグ総裁は辞任の意向を固めた。FDICの職場におけるセクシュアルハラスメントや差別といった問題点が最近の報告書で明るみとなり、政治問題化して議員らから辞任を求める声が上がっていた。

グルーエンバーグ総裁(71)は声明で、「最近の出来事を考慮し、後任が承認されれば、辞任する意向だ」と表明した。

紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)の記事をきっかけに、法律事務所クリアリー・ゴットリーブ・スティーン&ハミルトンが依頼を受けて調査を行い、今月7日に報告書を発表していた。

20日には上院銀行委員会のブラウン委員長(民主)が、「根本的な変革」を確実にするにはFDICの新たな指導体制が必要だと指摘した。

ホワイトハウスは、バイデン大統領がグルーエンバーグ総裁の後任候補を速やかに指名する方針であるとし、上院が早期に指名承認を行うよう期待を表明した。

ただ、今年の場合のように、大統領・議会選挙が行われる年は承認が遅れるのが通例だ。

調査では、過去数十年に及ぶ歴代のFDIC総裁の下で職場に問題があったことが示されたが、グルーエンバーグ総裁自身がハラスメントや差別に関与していた事実はなかった

報告書の発表後、グルーエンバーグ総裁はFDICにおける問題を是正すると約束するとともに、職員に繰り返し謝罪していた。