アメリカで今年初の銀行破綻

 

アメリカの緊急銀行融資プログラムは 3月11日で終了していますので、今後もアメリカの中小銀行の破綻は続くと見られます。





銀行破綻が再び始まる:リパブリック・ファースト銀行がFDICによって閉鎖される

zerohedge.com 2024/04/27

Bank Failures Begin Again: Philly’s Republic First Seized By FDIC

銀行セクターで問題が生じており、今夜、取引終了後、米国で今年初めての銀行破綻が発生した。

FDIC (連邦預金保険公社)は経営危機に陥ったフィラデルフィアの銀行であるリパブリック・ファースト銀行を差し押さえ、同銀行の預金とその資産の大部分をフルトン銀行が買い取ることで合意した。

FDICによると、 リパブリック銀行は1月末時点で約 60億ドル(約9500億円)の資産と 40億ドル(約6300億円)の預金を保有していた。シリコンバレー銀行やシグネーチャー銀行の資産 1,000~ 2,000億ドルと比較すると、かなり小さい。

FDIC は、この破綻により預金保険基金に 6億6,700万ドルの損失が生じると見積もっている。

FDIC のデータによると 、2023年末時点で、リパブリック銀行の預金者の約半分は無保険だった。

FDIC の提出書類によると、資産から負債を差し引いた総資本は 2023年末時点で 9600万ドルだった。

これには「満期保有」と表示された債券の含み損2億6,200万ドルが含まれていない。つまり、損失は貸借対照表に計上されていなかったということだ。

8月にナスダック上場廃止となった同社の株価はゼロに近かった。