獄中死したナワリヌイ氏の死因は「殺害ではなく、血栓による自然死」と「ウクライナ当局」が発表

 

散歩後に血栓で死亡……。ワ……。


獄死ナワリヌイ氏は「血栓で死亡」 ウクライナ当局、殺害の見方否定

朝日新聞 DIGITAL 2024/02/26


発言するウクライナ国防省のブダノウ情報総局長。

北極圏の刑務所で16日に獄死したロシアの反政権派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏について、ウクライナ国防省のブダノウ情報総局長は25日、「血栓によるものだ」と記者団に述べ、殺害されたとする見方を否定した。ウクライナメディアが報じた。

報道によると、ブダノウ氏は「失望させるかもしれない」と前置きした上で「我々が知っているのは彼(ナワリヌイ氏)が血栓で死亡したということだ。自然死だ。これはインターネットからの情報ではない」と述べたという。ロシア国営テレビも同氏が血栓が原因で死亡したと伝えていた。

ロシア当局によると、刑務所に収監中だったナワリヌイ氏は16日の散歩後に意識を失い、その後死亡が確認された。

同氏の母らは死因を「自然死」と告げられていた。一方、米国のバイデン大統領が「間違いなく死の責任はプーチン(大統領)にある」と演説で述べるなど、死去にロシア当局が関与しているとの見方が強まっており、死因について独立した調査を求める声が高まっている。