アイスランド:発電所近くで火山の噴火が始まる

 


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「最悪のシナリオ」アイスランド、発電所近くで火山が噴火

zerohedge.com 2023/12/20

“Worst-Case Scenario” Volcano Erupts In Iceland Near Power Plant

アイスランド南西部の火山が 12月18日に噴火し、高さ 330フィート (約 100メートル)もの熱い溶岩の間欠泉が噴出した。噴火はグリンダヴィークの町近くのスヴァルツェンギ地熱発電所の近くで発生した。グリンダヴィークは地震活動の増加により先月、住民たちの避難が始まっていた。

「私たちは最悪のシナリオを検討しています」アイスランドの火山学者、トルバルドゥル・トルダルソン氏は述べる。

「この噴火は規模が大きいようだが、主要インフラからわずか約 2キロメートル離れたところで起きているようです」と付け加えた。

過去 2か月間で、アイスランドでは数千回の地震が検出され、地震により家屋や道路が被害を受け、11月には、状況が急速に悪化したため、当局は非常事態を宣言し、火山の近くに住む 3,000人以上をリンダヴィークから避難させた。

最近、気象庁は「数日以内に火山噴火が起こる可能性がかなり高い」と警告していた。

アイスランドで最も人口が集中し、首都の本拠地であるレイキャネス半島では、過去 2年間に 3回の噴火が発生した。 11月11日にグリンダヴィークに避難命令が出された際、当局は声明で、同国は「このような事態に対して十分な準備ができている」と述べた。

人口約 40万人のアイスランドには、火山が 130ほどある。実際、19世紀以来、噴火が起こらなかった年は 10年もない。観光ウェブサイトによると、噴火は「完全にランダムに発生する」という。