ここでは自然感染の話ですが、すべて「スパイクタンパク質の感染症」と置き換えるとわかりやすいと思います。
ワクチン接種後に長く胃腸障害に見舞われている方はいらっしゃいませんか?
胃腸症状の残存を引き起こす新型コロナウイルス感染症 – 英国の単一センター症例シリーズ
ncbi.nlm.nih.gov 2022/03
COVID-19 infection causing residual gastrointestinal symptoms – a single UK centre case series
概要
新型コロナウイルス感染症は最初は急性呼吸器疾患として認識されていたが、肺以外の症状がますます認識されるようになってきている。
新型コロナウイルス感染症による急性胃腸の副作用はよく報告されており、患者の約 17%が影響を受けると推定されている。新型コロナウイルス感染症はまだ比較的新しい病気であるため、慢性胃腸症状はあまり特徴付けられていない。
感染後過敏性腸症候群 (IBS) は、細菌やウイルスの感染後に発生する可能性があり、ACE-2 受容体が消化管に存在し、SARS-Cov-2 RNA が便中に存在することが示されているため、SARS-CoV-2 は現在では腸内病原体として評価されている。
私たちの研究では、新型コロナウイルス感染症後の急性および慢性の胃腸症状を調査している。
私たちは、英国で胃腸症状に関する数少ない研究の 1つを実施し、最長で 6か月の追跡期間を実施した。
胃腸症状は感染後 6か月でよく見られ、患者の 43.8%が罹患していることがわかった。
これがこれまで文献に記載されていない新型コロナウイルス感染症後の新たな過敏性腸症候群であるかどうかを探るため、その臨床経過や潜在的な医療療法への反応など、さらなる研究が必要である。