「前線のウクライナ兵士の平均年齢は40歳以上」と元英国国防長官が述べる

 

以下の記事の内容などからは、「若い人を戦争に投入していない」のではなく、「動員された若い兵士が、死亡や障害により次々と失われている」ということのように思います。

(参考記事)絶望の局面:ついにウクライナ軍は、従来兵役を免除されていた精神疾患、神経疾患、HIV患者等にも動員命令。そして「学徒動員」もほぼ確実に
地球の記録 2023年9月4日


前線のウクライナ兵士の平均年齢は40歳以上

zerohedge.com 2023/10/03

The Average Age Of Ukraine’s Soldiers At The Front Is Over 40

元英国国防長官ベン・ウォレス氏は、英テレグラフ紙日曜版の論説で西側諸国に対し、ウクライナへの支援を一日たりとも止めないよう訴え、「西側諸国がウクライナのために立ち上がる決意があるかどうか、世界が注目している」と書いた。

「価値観とルールに基づいたシステムだ。我々がウクライナのために今やっていることは、今後何年にもわたる我々の安全保障全体の方向性を定めることになるだろう」

このウォレス氏の記事のタイトルは、皮肉にも「ウクライナは勝利している。今こそ仕事を終えよう」とされている。

西側諸国が支援を続け、ゼレンスキー政権が NATO の指導に従うだけであれば、ウクライナの勝利は可能性があるだけでなく、勝利が差し迫っていると主張することもできるだろう。

しかしウォレス氏は、人材の問題について、ウクライナにとって良い状況ではないことを認めている。

最も驚くべきは、ウクライナ戦争のほとんどの期間を通じて英国国防長官を務めた(今年の8月31日まで在任)この人物が、ウクライナ軍の状況について述べた内容だ。

ウォレス氏は以下のように書いている。

前線の兵士の平均年齢は 40歳を超えている。若者を将来のために残しておきたいというゼレンスキー大統領の願望は理解できるが…英国が 1939年と 1941年にそうしたのと同じように、ウクライナの動員規模を再評価する時期が来ているのかもしれない」

ウォレス氏はゼレンスキー大統領に対し、現在とは異なる政策を制定し、本質的に若い人たちを戦場に注入するよう求めた。

同氏は、これ(前線の兵士の高齢化)は修正しなければならない大きな問題であるが、ウクライナ軍は依然として「ゆっくりと、しかし確実に」「戦術を適応させ、教訓を吸収し、我々全員が与えた装備を最大限に活用している」と述べた。

ウォレス氏は、ゼレンスキー氏がロシアに追いつきたいのであれば、より速いペースでより多くの人数を動員する必要があると主張している。