トランクというのは、オピオイドに「馬の精神安定剤」を合成したもので、当然、人間が使うようなものではないのですが、全米で非常に蔓延しており、また、致死性が極めて高いです。
以下のフィラデルフィアの様子が、トランクが蔓延した町の特徴的な光景です。
This is Philadelphia. pic.twitter.com/2xKFei0w7m
— Catch Up (@CatchUpFeed) September 10, 2023
アメリカを襲う「ゾンビドラッグ」津波の地図
ZeroHedge 2023/09/17
Map Of ‘Zombie Drug’ Tsunami Consuming America
全国的な麻薬危機に取り組むというバイデン政権の選挙公約にもかかわらず、米国疾病予防管理センター(CDC)の新たなデータは、全国的に過剰摂取による死亡者数が増加し続けており、2023年がまた悲惨な年になることを示している。
CDCの新たな推計では、4月までの 12か月間で 11万1,000人が薬物の過剰摂取で死亡した。フェンタニルやその他の合成オピオイドは、過剰摂取の約 70% の原因となっている。
蔓延が衰える兆しはなく、また、薬物の流行は、巷で一般に「トランク(Tranq)」または「ゾンビドラッグ」と呼ばれる馬用精神安定剤キシラジンによってさらに加速する可能性がある。
トランクは東海岸全域の違法薬物市場に氾濫し、深南部、さびついた工業地帯、中西部にまで広がっている。
調査企業は、薬物検査機関ミレニアム・ヘルスからの新しい報告書を引用し、トランクが危険なほどの速いペースで全米に広がっていることを示した。
「キシラジン陽性の尿検査の事実上すべてにフェンタニルも含まれていたが、4月から7月の間のフェンタニル陽性検査の 16%にはキシラジンが含まれていた」と述べた。
レポートの概要は次のとおりだ。
・一部の州ではその割合がはるかに高く、ペンシルベニア州では 42.8%、ノースカロライナ州では 40%、オハイオ州では 36.1% となっていた。
・4月にバイデン政権がフェンタニルとキシラジンの組み合わせが米国に対する脅威であると宣言して以来、検査では 34州でキシラジンが検出されたが、これは依然として主に地域的な現象だ。
・中部大西洋岸の州では、フェンタニル陽性検査の 40%にキシラジンが含まれており、東北中州の州では 33%だった。
・米国国勢調査局による残りの州の内訳は次のとおりだ: 南大西洋 (22%)、東南中部 (19%)、ニューイングランド (16%)、西北中部 (13%)、西南中部 (5%)、など。
3月に米国麻薬取締局は、 米国の一部地域に広がる薬物の蔓延について警告した。