アルゼンチンで全土の半分に「危険な寒さ」。異例の氷点下の中、当局は「この極寒の中での不要な外出を避けるよう」住民に勧告

 


寒波:アルゼンチンの半分以上に気象警報が発令

Buenosaires Herald 2023/07/17

Cold snap: weather alert issued for over half the country

今日、リオ・ネグロの一部では気温が-12℃、エル・カラファテでは-10℃にまで下がった。

アルゼンチン国立気象局は、極度の寒さのためブエノスアイレス市とアルゼンチンの州の半分以上に黄色警報を発令した。

アルゼンチンの 6つの州で気温が氷点下となった。

この警報は、エル・カラファテ、バリローチェ、チュブ州の人気の自然観光やホエールウォッチングの場所に近いトレレウなどのパタゴニアの観光スポットを対象としている。

7月17日の早朝、ネグロでは最も寒い気温を記録し、マキチャオの町では気温 -12°Cを記録した。サンタクルス州の人気トレッキングスポットであるエル・カラファテの気温は -10.2℃、体感温度は -15.9℃だった。

トレレウでは、水銀気温が -6.8℃まで下がった。

これらの極寒の気温は、特に高齢者、幼児、慢性的な健康上の問題を抱えている人たちにとって有害となる可能性がある。

警報を受けて保健省は、家庭を安全に暖房し、屋外に長時間留まることを避けるよう勧告した。やむを得ず外出する場合は、重ね着をして暖かい服装をし、体を動かして体温を高めることを同省は推奨している。

健康を維持するには、急激な温度変化を避け、水分補給を心がけてほしい。これは、水分を十分に摂取する一方で、アルコールは控えることを意味する。