[鹿児島県でインフル流行 6月は異例]という報道

 


鹿児島県でインフル流行 6月は異例 小児科は混雑「免疫力落ちた」

KKB 2023/06/23

子どもを中心としたインフルエンザの感染が広がっています。
鹿児島県内でも流行発生の注意報が出されましたが小児科では発熱した子どもたちの対応に追われています。

鹿児島市の「今村小児科アレルギー科」では開院30分前から子どもの発熱を訴える電話が相次いでいました。

クリニックでは2週間ほど前からインフルエンザの患者が増えていて発熱の症状がある患者は屋外のスペースで診察しています。

今村小児科アレルギー科今村直人院長
「6月にインフルエンザの検査をすること自体、今までなかった。学級閉鎖レベルで流行ってしまうのは初めての経験」

県は22日、全域にインフルエンザの流行発生注意報を出しました。

6月の発令は1999年の調査開始以来、初めてです。
県内91の医療機関から報告があった感染者の数は960人で前の週の2倍以上。

うち20歳未満が94パーセントを占めています。

今月18日までの1週間で県内の3つの小学校で学年閉鎖となりあわせて8つの小学校・高校で学級閉鎖が生じています。

今村小児科アレルギー科今村直人院長
「コロナの影響が何かしらあると思う。感染対策を徹底していた状況から5月から少し緩んだことも多少影響はあって。流行ってなかったのでみんなの免疫力が落ちた状況がある。そういうのが重なっているのかなと」

子どもがかかりやすい夏かぜの一種、ヘルパンギーナについても県内では「流行発生警報」が出されています。

今村小児科アレルギー科今村直人院長
「状況を見ながらですが、必要なときはマスクを着用する。手洗いや睡眠をしっかりとって体力を落とさないことが大事だと思う」