米フロリダ州で外来ニシキヘビの個体数が制御不能の状態で増加中

 


フロリダ州のビルマニシキヘビの個体数が爆発的に増加、USGS はそれらを根絶することは「おそらく不可能」であると述べている

FOX NEWS 2023/03/20

Florida’s Burmese python population explodes, and USGS says it’s ‘likely impossible’ to eradicate them


フロリダ州で捕獲された中で最長の5.5メートルのビルマニシキヘビ。

南フロリダとエバーグレーズ国立公園でのビルマニシキヘビの個体数の増加と、その生態の多くの不明な点により、科学者たちは、フロリダ州の南部で、この侵入種を根絶することはおそらく不可能であるという認識に至った。

今年初めに発表された研究論文で、アメリカ地質調査所 (USGS) は、南フロリダのビルマニシキヘビは、侵入種に関しては世界で「最も扱いにくい」管理問題の 1つを表していると述べた。

ビルマニシキヘビは 1979年にエバーグレーズで発見されたが、1990年代後半から 2000年代前半になって初めて繁殖個体群が確認され、このヘビが国立公園で確立された侵入種として認識されるようになった。

すべては、ペット取引から野生に持ち込まれた数匹のヘビから始まった。

フロリダでこれまでに記録された最大のニシキヘビは、122個の卵を持っており、体長約 5.5メートル、体重 97キロだった。

フロリダのニシキヘビは通常、平均して 11 ~ 84 個の卵を産むが、より大きなヘビは 79 ~ 87 個の卵を産むと報告されている。

州では、2022 フロリダ・パイソン・チャレンジと呼ばれる毎年 10月のニシキヘビ捕獲プログラムも開催される。昨年は、チャレンジ中に 231 匹のヘビが殺された

しかし、毎年恒例のチャレンジのような方法では、フロリダ南部で爆発的に増加しているビルマニシキヘビの個体数が減少することはほとんどない。