オーストラリアの季節性インフルエンザの症例数が昨年同時期の「100倍」に

(※) オーストラリアは今、夏の終わりくらいですよね。まあ、このニュースは結局は、「だから、みなさん、インフルエンザワクチンを接種しましょう」という帰結ですが。


インフルエンザの症例が昨年の100倍に増加し、医師が脆弱な人々に警告

9NEWS 2023/03/09

Warning for vulnerable as flu cases rise 100-fold on last year

医師は、今年オーストラリアのインフルエンザの確定症例が 100 倍に増加する中、脆弱な人々に警告を発した。

これまでのところ、2023年には 8,453例のインフルエンザが確認された。これは、2022年の同様の時期に臨床検査で診断された 79例に比べて大幅な急増だ。

今年これまでに診断されたすべての患者のうち、2700人は 14歳未満の子供だった。

しかし、2020年の 3月末にCOVID-19が襲う前の同時期よりも、症例数はまだ少ない。

ロイヤル・オーストラリアン・カレッジ・オブ・ジェネラル・プラクティショナーズ の副代表であるブルース・ウィレット博士は、今年の急増にはいくつかの理由があると述べている。

彼は、COVID-19のロックダウンにより人々が隔離された後、自然免疫が戻るまでに数年かかると述べた。

ワクチンは4月に登場すると予想されており、ウィレット氏は人々にインフルエンザワクチン接種を検討するよう促した。

「インフルエンザは季節的な傾向が強く、冬の終わりに流行する傾向がありますが、もちろん、一年中発生しています」と彼は言った。

(※ 注) 普通、インフルエンザが一年中発生します?

 

「 5歳未満の子供にとっては重大な病気であり、生命を脅かす可能性さえあります」とウィレット医師は述べる。

昨年、オーストラリア政府はインフルエンザワクチンを無料で配布したが、2023年に繰り返す計画はまだ発表されていない。

連邦政府の保健および高齢者ケア省は、インフルエンザの症例が増加している一方で、昨年の数値は 2021年に実施された COVID-19制限の影響を受けていると述べた。