米医師集団FLCCCが、インフルエンザ予防・治療薬としてイベルメクチンを推奨していることをメディアが攻撃

(※) 医師団体 FLCCC の該当ページはこちらにあります。また、イベルメクチンの根本的な作用については以下の記事などをご参照下されば幸いです。理屈としては、どんな感染症にもこの作用機序は適用できるはずです。

[参考記事] イベルメクチンは世界を変える「奇跡の存在」なのかも。…あるいは「そうなるはずだった」のかも
In Deep 2022年11月23日


米医師グループは、イベルメクチンをインフルエンザやRSウイルスの治療薬として宣伝しているが、それは証明されていない

Beckers Hospital Review 2023/02/27

Physician group touts ivermectin as flu, RSV treatment — but it’s unproven

COVID-19 治療薬としてイベルメクチンを推した医師グループは、エビデンスの欠如にもかかわらず、現在、この薬をインフルエンザおよび RSウイルスの治療薬として宣伝しているとワシントンポストが2月26日に報じた。

この医師グループは、「 COVID の予防と治療」を支援するために、2020年に Front Line COVID-19 Critical Care Alliance (FLCCC)として結成された。FLCCC は、マスクは人々を病気にさせ、社会的距離を保つことは無意味であると述べていた。

同グループはまた、イベルメクチンは COVID-19、インフルエンザ、RSV の治療に使用できると述べているが、CDC や他の医療専門家たちは、それに強く反対している。

FLCCC は、治療の推奨理由として試験管研究を引用しているが、ニューヨークのワイルコーネル医科大学の微生物学および免疫学の教授であるジョン・ムーア博士はその関連性を否定している。

複数の研究で、イベルメクチンは COVID-19 の有効な治療法ではないことが示され、世界保健機関もそれに同意している。CDC の報道官は、イベルメクチンは、インフルエンザや RSV の治療法としては証明されていないと、 ワシントンポストに語った。