(※) 脂質ナノ粒子の「ポリソルベート80」が使われているガーダシルと同じメルク社の製品なんですが、Wikipedia を見ますと、どちらも同じ機序で、違いは、「4価」か「9価か」というだけのようです。
[参考記事] 「脳と生殖機能を破壊せよ」 : 青空の実験室と化した地球の中でポリソルベート80を調べる
In Deep 2021年3月7日
(参考)ガーダシルの妊娠の影響に関するFDAの臨床データ
UCM111287
シルガード9の成分を見ますと、ポリソルベート80が使われています。また、アルミニウムの量が、ガーダシルの約2倍となっています。
シルガード9 水性懸濁筋注シリンジ
生物学的製剤基準
組換え沈降9価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(酵母由来)
規制区分
劇薬
製法の概要
本剤は、「2. 組成」の項に示す9種類のヒトパピローマウイルス(HPV)各型のL1たん白質ウイルス様粒子(VLP)を含む懸濁液である。各型のVLPは、Saccharomyces cerevisiae CANADE 3C-5(菌株1895)に各L1たん白質をコードするプラスミドを導入して確立した酵母株を培養し、発現したたん白質の自己集合により形成される。精製したVLPは、アルミニウム含有のアジュバント(アルミニウムヒドロキシホスフェイト硫酸塩)に吸着させ、アルミニウムを含有するアジュバント及び緩衝液と混合し、製剤化される。また本剤は製造工程で、ウシの乳由来成分(カザミノ酸)を用いて製した成分を使用している。
組成
本剤は、0.5mL中に下記の成分・分量を含有する。
有効成分
ヒトパピローマウイルス6型L1たん白質ウイルス様粒子
30μg
ヒトパピローマウイルス11型L1たん白質ウイルス様粒子
40μg
ヒトパピローマウイルス16型L1たん白質ウイルス様粒子
60μg
ヒトパピローマウイルス18型L1たん白質ウイルス様粒子
40μg
ヒトパピローマウイルス31型L1たん白質ウイルス様粒子
20μg
ヒトパピローマウイルス33型L1たん白質ウイルス様粒子
20μg
ヒトパピローマウイルス45型L1たん白質ウイルス様粒子
20μg
ヒトパピローマウイルス52型L1たん白質ウイルス様粒子
20μg
ヒトパピローマウイルス58型L1たん白質ウイルス様粒子
20μg
添加物
アルミニウムヒドロキシホスフェイト硫酸塩(アルミニウムとして)
500μg
塩化ナトリウム(安定剤)
9.56mg
L-ヒスチジン塩酸塩水和物(緩衝剤)
1.05mg
ポリソルベート80(安定剤)
50μg
ホウ砂(緩衝剤)
35μg