今年4月から日本で接種が始まるメルク社の子宮頸がんワクチン「シルガード9」の成分 (ポリソルベート80を使用)

 

(※) 脂質ナノ粒子の「ポリソルベート80」が使われているガーダシルと同じメルク社の製品なんですが、Wikipedia を見ますと、どちらも同じ機序で、違いは、「4価」か「9価か」というだけのようです。

[参考記事] 「脳と生殖機能を破壊せよ」 : 青空の実験室と化した地球の中でポリソルベート80を調べる
In Deep 2021年3月7日

(参考)ガーダシルの妊娠の影響に関するFDAの臨床データ

UCM111287

シルガード9の成分を見ますと、ポリソルベート80が使われています。また、アルミニウムの量が、ガーダシルの約2倍となっています。


シルガード9 水性懸濁筋注シリンジ

info.pmda.go.jp

生物学的製剤基準
組換え沈降9価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(酵母由来)

規制区分
劇薬

製法の概要

本剤は、「2. 組成」の項に示す9種類のヒトパピローマウイルス(HPV)各型のL1たん白質ウイルス様粒子(VLP)を含む懸濁液である。各型のVLPは、Saccharomyces cerevisiae CANADE 3C-5(菌株1895)に各L1たん白質をコードするプラスミドを導入して確立した酵母株を培養し、発現したたん白質の自己集合により形成される。精製したVLPは、アルミニウム含有のアジュバント(アルミニウムヒドロキシホスフェイト硫酸塩)に吸着させ、アルミニウムを含有するアジュバント及び緩衝液と混合し、製剤化される。また本剤は製造工程で、ウシの乳由来成分(カザミノ酸)を用いて製した成分を使用している。

組成
本剤は、0.5mL中に下記の成分・分量を含有する。

有効成分
ヒトパピローマウイルス6型L1たん白質ウイルス様粒子
30μg
ヒトパピローマウイルス11型L1たん白質ウイルス様粒子
40μg
ヒトパピローマウイルス16型L1たん白質ウイルス様粒子
60μg
ヒトパピローマウイルス18型L1たん白質ウイルス様粒子
40μg
ヒトパピローマウイルス31型L1たん白質ウイルス様粒子
20μg
ヒトパピローマウイルス33型L1たん白質ウイルス様粒子
20μg
ヒトパピローマウイルス45型L1たん白質ウイルス様粒子
20μg
ヒトパピローマウイルス52型L1たん白質ウイルス様粒子
20μg
ヒトパピローマウイルス58型L1たん白質ウイルス様粒子
20μg

添加物
アルミニウムヒドロキシホスフェイト硫酸塩(アルミニウムとして)
500μg

塩化ナトリウム(安定剤)
9.56mg

L-ヒスチジン塩酸塩水和物(緩衝剤)
1.05mg

ポリソルベート80(安定剤)
50μg

ホウ砂(緩衝剤)
35μg