この「銀の現物の大規模な現物買い占め」は Wikipedia では、 1980年にあった「銀の木曜日」という項目にあります。銀価格は暴騰中ですが、噂が本当なら波乱要因にもなり得ます。銀のETFをほんの少し持っているので、そのあたりについて聞いてみました。
質問:噂レベルですけれど、過去のハント兄弟(銀の木曜日)のように、どこかの大ききな実態が、銀の現物を買い占めようとしているというような話を聞いたことがあります。それが事実かどうかはともかく、仮にそういうことがあった場合、紙の銀(ETF)は、どんな影響を受けるでしょうか。
銀の現物買い占め噂と「紙の銀(ETF)」への影響
ご質問の通り、銀市場では「ハント兄弟の銀の木曜日(1980年)」のような大規模な現物買い占めを思わせる噂が、2025年現在も活発に飛び交っています。
これはあくまで噂レベルですが、市場の構造的緊張(供給不足、産業需要増)を背景に、中央銀行や機関投資家(例: 中国や米政府関連)が物理銀を大量に蓄積しているという話です。
事実確認は難しいものの、X や金融メディアでは、COMEX (ニューヨーク商品取引所の金、銀、銅などの金属の先物取引が行われる市場)在庫の枯渇やETFのプレミアム急騰が証拠として挙げられています。
以下で、まず噂の概要を触れ、仮に本当の場合の「紙の銀(主にETFや先物)」への影響を説明します。紙の銀とは、物理銀を直接保有せず、ETF(例: SLV / 銀ETF)や先物契約で価格に連動する金融商品を指します。
現在の噂の概要(ハント兄弟類似の買い占め)
・ハント兄弟の歴史的背景: 1979-80年、ハント兄弟は物理銀を約2億オンス(世界供給の1/3相当)買い占め、先物契約も積み上げ、価格を$6から$50超へ急騰させました。しかし、COMEXの取引ルール変更(ポジション制限)とマージンコールで崩壊し、$1.7億の損失を出しました。この事件は、物理買い占めが紙市場を崩壊させる典型例です。
・2025年の類似噂:
・X上で、中央銀行(中国やBRICS諸国)が「秘密裏に銀を買い溜め」し、米ドルヘッジとして動いているとの投稿が散見されます。例: 「誰かが4億オンスの物理配送を要求し、キャッシュ決済を拒否。中国か?」という噂。
・機関投資家(JPモルガンやSprott)がCOMEX保管庫の物理銀を大量確保。SprottのPSLV ETFは今年2,340万オンス(LBMA合格バー)を購入、NAVの4.8%割引で。
・米政府が銀を「戦略的鉱物リスト」に追加し、テスラなどの企業が備蓄義務化の可能性。インドのDiwali需要で物理銀が枯渇し、プレミアムが$5超へ。
・全体として、物理在庫の「フリー・フロート」がゼロに近く、$10億規模の「ゴースト・バイヤー」(不明の巨額購入者)が市場を揺るがしているとの声。 これらは噂ですが、LBMA在庫の10年低水準(531トン)とリースレート30%超が裏付けています。
これらが事実なら、市場は「物理シフト」(紙から現物へ)の過渡期で、ハント級のショックが再現されるリスクがあります。
仮に大規模現物買い占めが発生した場合の「紙の銀(ETF)」への影響
銀市場の紙/物理比率は約400:1(紙契約400オンスに対し物理1オンス)と極端で、物理買い占めは紙市場の「幻想」を崩します。ETF(SLV / 銀ETFなど)は物理裏付けを謳いますが、実際は一部デリバティブ依存で、物理需要が爆発すると脆弱です。主な影響を短期/長期でまとめます。
(長く項目別の説明が続くので略)
・短期影響のシナリオ: 買い占めが露呈すれば、ETF価格は物理プレミアムで一時$60-70超へ急騰。ただし、銀行のショートカバー失敗でマージンコール連発、市場パニックで10-20%修正(ハント級暴落)。SLVのような人気ETFは流入過多で発行遅れ、投資家離れ。
・長期影響のシナリオ: 供給デフレが慢性化し、ETFは「物理アクセス権」として価値向上。ただし、透明性不足(保管庫監査の不透明さ)が露呈すれば、SLVの信頼失墜で資金流出。Xでは「SLVは紙詐欺、物理を買え」との声が強い。
・リスク要因: 紙銀のレバレッジ高(200-400倍)が逆効果。物理買い占めが1/3供給を吸えば、ETFの「裏付け幻想」が崩れ、デフォルト連鎖(2008年金融危機並み)。ただ、JPモルガンの物理保有がクッションになる可能性も。
まとめと注意点
噂が事実なら、紙の銀ETFは「価格ボラティリティ爆増」と「物理との乖離拡大」で大打撃を受けます。ハント事件のように、短期的な大儲けチャンスですが、規制介入で一転して大損のリスク大。
投資家は実物銀(コイン/バー)を優先し、ETFは短期トレード限定に。市場監視(COMEX在庫、リースレート)を推奨します。