日本の鳥インフルエンザの感染拡大が過去最悪。1道28県に拡大

 

(※)報道にある環境省の「緊張感を持って関係機関と連携を取り対応したい」というのは、つまり殺処分ペースをどんどん拡大するというだけの意味ではありますが、今季は、日本でも卵や鶏卵は確実に不足してくると見られます。

対策はすべて殺処分という馬鹿対策だけなのですから、そうならざるを得ない。

すでに、青森県での数日前の殺処分数は、県内の採卵鶏の「2割」に達した上に、今後も感染が出ない保障はまったくありません。

(参考報道) 三沢鳥インフル 卵品薄、高値懸念 (東奥日報 2022/12/16)

沖縄でも卵不足はすでに現実感しています。

(参考報道)「卵は値上げどころか欠品する」危ぶむ農家 (沖縄タイムズ 2022/12/16)

イギリスのように配給制になるかもしれません。

[記事] 卵危機 : イギリスのスーパーの棚から「卵が消える」。今後連鎖的に食料サプライが崩壊する危険を専門家たちが警告
地球の記録 2022年11月25日


鳥インフル「過去最速ペース衰えず」 野鳥や養鶏場での感染 1道28県に拡大

テレ朝news 2022/12/16

栃木県大田原市で死んだ状態で見つかったオオハクチョウから高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されました。栃木県では今シーズン初めての確認です。埼玉県では、養鶏場で鳥インフルエンザの陽性が確認されました。

環境省によりますと、9日に栃木県の大田原市内でオオハクチョウ1羽が死んだ状態で見つかりました。

国立環境研究所で遺伝子検査をした結果、16日になってH5亜型の高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたということです。

栃木県内で鳥インフルエンザウイルスが確認されたのは今シーズン初めてです。

また、埼玉県深谷市では、養鶏場のニワトリから鳥インフルエンザの陽性反応が出ました。

埼玉県によりますと、16日朝、養鶏場から「いつもよりも多くのニワトリが死亡している」と家畜保健衛生所に連絡が入り、立ち入り検査が実施されました。

養鶏場では70羽以上のニワトリが死亡していて、13羽に鳥インフルエンザの簡易検査をした結果、9羽が陽性だったということです。

埼玉県は今後、ニワトリに遺伝子検査をして、陽性の場合は養鶏場の約19万羽を殺処分するとしています。

埼玉県の大野知事は16日夜に緊急の対策本部会議を開き、「遺伝子検査の結果次第では県がワンチームとなり、的確かつ迅速に囲い込みを行う」としています。

野鳥や養鶏場などで鳥インフルエンザが確認された都道府県は16日午後5時時点で1道28県となっています。

環境省の担当者は「11月の拡大ペースは過去最速かつ全国各地で発生している状況だった。12月に入ってもこのペースは衰えていない。引き続き感染リスクの高い状況なので、緊張感を持って関係機関と連携を取り対応したい」としています。