[プーチン氏、露産石油の価格に上限なら「供給しない」…米欧の足並み乱す狙いか]という報道

いや「足並み乱す狙いか」っていうか、たとえば、これまで100円で販売していた商品に、他人から「これから60円以上で販売してはいけませんよ。理由は特にないですが」と言われて、「ああ、そうですか」という商人はこの世にいないですよ。その場合は、これまで通り、100円で買ってくれる人だけに売るはずです。

(参考報道) ロシア産石油の上限設定、「60ドル台が妥当」=米財務長官 (ロイター 2022/10/13)


プーチン氏、露産石油の価格に上限なら「供給しない」…米欧の足並み乱す狙いか

読売新聞 2022/10/13

ロシアのプーチン大統領は12日、モスクワで開かれたエネルギー関連の国際会議で演説し、露産石油の取引価格に上限を設ける米欧などの追加制裁について「価格を制限する国々にはエネルギー資源を供給しない」と強調した。

上限設定を巡っては、9月の先進7か国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で12月の導入を目指すことで一致し、欧州連合(EU)は今月6日、上限設定を含む対露追加制裁を採択していた。

プーチン氏はEU諸国の不安をあおり、ウクライナ支援や対露制裁の足並みを乱すのが狙いとみられる。

一方、露産天然ガスを欧州に供給する海底ガスパイプライン「ノルトストリーム」で9月に発生した大規模なガス漏れについて、プーチン氏は「国際テロだ。ロシアとEUの関係を決定的に断ち切ろうとする者が背後にいる」と主張した。

露産ガスの代替となる液化天然ガス(LNG)をEU域内に輸出する米国が念頭にあるとみられる。