ラニーニャが冬まで続く可能性を気象庁が発表

 

(※) 冬まで続いた場合、冬は寒くなりそうです。

1962年冬 – 1963年春 ラニーニャ 北米、欧州、日本を含む東アジアで大寒波。特に日本では記録的な豪雪。

1995年夏 – 1996年冬 ラニーニャ 1996年は北海道を除く寒冬・寒春。

2005年秋 – 2006年春 ラニーニャ 欧州・東アジアで低温・寒波、北米で多雨、日本で大寒波、大豪雪。

2016年夏 – 2017年春 ラニーニャ 日本国内、国外の多くで10数年に1度の北半球最大規模の大寒波が襲来した。

2020年夏 – 2021年春 ラニーニャ 日本国内を中心に、数年に1度の最大規模の大寒波が襲来。

エルニーニョ・南方振動


「ラニーニャ現象」冬のはじめまで続く可能性 9月も厳しい残暑か

tenki.jp 2022/08/09

「ラニーニャ現象」冬のはじめまで続く可能性

気象庁は10日、エルニーニョ監視速報を発表しました。

それによりますと、エルニーニョ監視海域の海面水温は一時的に基準値に近い値となったものの、大気と海洋の状態はおおむねラニーニャ現象時の特徴を示しており、昨年秋からラニーニャ現象が続いているとみられます。

今後は、秋の間に平常の状態になる可能性もある(40 %)が、冬のはじめまでラニーニャ現象が続く可能性の方がより高い(60 %)としています。

日本への影響は?

「ラニーニャ現象」は海で起こる現象ですが、発生すると大気にも影響を及ぼし、世界各地で気圧配置などがいつもとは違った状態になるといわれています。雨や雪の降りやすい場所や、風の吹き方、気温などが変わってきます。

「ラニーニャ現象」発生時の日本は、上の図のように7月から9月にかけては、東日本、西日本を中心に平均気温は平年並みか高くなる傾向にあります。先週発表された一か月予報でも、8月後半から9月の初めにかけて気温は全国的に平年より高くなる可能性が高くなっています。熱中症予防など体調管理にご注意ください。