秋田県産のコメが不作のおそれ

 


県内産の今年のコメ 茎の数例年の8割 不作の恐れ

ABS 秋田放送 2022/07/20

県内産の今年のコメは2010年以来の不作となる恐れがあるということです。稲の生育状況をめぐり緊急の会議が秋田市で開かれ茎の数が、例年の8割にとどまっていることが報告されました。秋の収量に大きく影響する可能性があるということです。

緊急会議には全県各地のJAや県の地域振興局からおよそ30人が集まりました。県によりますと今月15日現在1平方メートルあたりの茎の数が、あきたこまちで例年の81パーセントにとどまっています。

6月上旬の低温や日照不足の影響とみられ、このままでは秋の収量に大きく影響が出ると懸念されています。草丈は例年より1割あまり長く秋に倒伏が増えることも心配されています。不作だった2010年も同じような状況だったといいます。

茎の数が少ない状況は新ブランド米サキホコレも同じだということです。県は農家に対し適切な追肥の実施やカメムシ防除の徹底、それに穂が出るこれからはきめ細かい水の管理に努めるよう呼びかけています。