またもロシア大儲け: [英米日加、ロシア産金の輸入禁止へ]という報道

 

(※) ここまで来るとワザとっぽいで。石油と同じで、金価格が上昇して、ロシアがさらにリッチになる。そもそも現在のロシアの中央銀行は「金の売り手ではなく、買い手」です。以下は米ゼロヘッジの報道からの抜粋です。

> 近年の金の最大の購入者はG7諸国(米国、フランス、カナダ、ドイツ、日本、英国、イタリア)ではなく、その多くはすべてではないにしても多くの金を素朴に売っている。購入はすべて、ロシアが行っていることを非ドル化することによって静かに準備している発展途上国の中央銀行(インドやトルコ、そしてもちろん中国)によって行われている。ロシアに関しては、中央銀行は売り手ではなく積極的な金の買い手であり、どちらかといえば今回の G7の決定は、金市場を石油市場の二の舞にするだけだろう。そしてロシアの友人にとっては金は安くなり、ロシアの敵には金は高くなる。 (zerohedge.com

(参考報道) ロシアはまだヨーロッパへの石油販売から毎日1億ドル以上を稼いでいる (2022/06/24)


英米日加、ロシア産金の輸入禁止へ 制裁強化の一環=英政府

ロイター 2022/06/27

英政府は26日、英米日とカナダがロシア産の金の新規輸入を禁止すると明らかにした。ウクライナ侵攻を巡る制裁強化の一環。

英政府が主要7カ国(G7)首脳会議に先立ち発表した声明によると、禁輸措置は近く発効し、新たに採掘または精錬された金に適用される。既に輸出済みのロシア産金は対象とならない。

英政府によると、昨年のロシアの金輸出は126億ポンド(約2兆円)。ロシア人富裕層は西側の制裁による影響を和らげるため金塊を購入しているという。

ジョンソン英首相は声明で、禁輸について「ロシアのオリガルヒ(新興財閥)に直接打撃をもたらし、プーチン(ロシア大統領)の軍の心臓部を攻撃する措置だ」とし、「プーチン政権の資金源を断つ必要がある。英国と同盟国はまさにそれを行っている」と述べた。