フランスのソバ事情

 

(※) この記事で知りましたが、ソバっていうのは肥料がほとんど必要ないのですね。今こそ日本もソバ栽培では。


仏ル・フィガロ紙:生産者たちの多くがそばから小麦に切り替えた-フランス人は彼らが国のそば粉のパンケーキがなくなることを恐れている

RT 2022/06/06

Le Figaro: все перешли на пшеницу – французы боятся, что останутся без национальных гречневых блинов

ランスの農業生産者たちは今年、小麦、ヒマワリ、菜種が高価格であることを期待しているため、ソバが伝統的に栽培されてきたブルターニュ地方でも、多くの生産者たちがソバではない作物に目を向けている。

フランスのル・フィガロ紙が書いているように、フランス人たちは彼らの国のそば粉のパンケーキとビスケットが、今後作ることができるかどうかについて心配している。

今年のフランスは、ソバを栽培するのには良い天候だが、専門家たちによると、ソバを栽培する農家の数は 30%減少した。ル・フィガロ紙によると、ソバよりも、小麦、ヒマワリ、菜種が好まれたという。今年、それらの価格が高くなると予測されていることが原因ではないかという。

さらに、ロシアとウクライナ、そして中国は、世界のソバの主要な生産国だ。

したがって、ソバの不足を恐れて、伝統的なブルトンソバを栽培し、それに適切な商標を付ける権利を持っているフランスの農業生産者たちは、他の生産者たちにソバ栽培を行うように促している。

以前は、フランスのソバの半分がブルターニュ地方で栽培されていた。ソバは「黒小麦」という名前さえ与えられていた。

しかし、今日、フランスはソバの70%以上を輸入している。

同時に、ソバには気候危機の時に特に明白な利点がある。ソバは肥料や特別なケアを必要としない。持続可能な農業への移行を模索している生産者たちには最適な作物といえる。また、ソバはたくさんの蜂蜜を集めることができる。

しかし、ソバが大きく宣伝されることはなく、それらについてはほとんど知られていない。

同時に、ブルターニュ地方では1種類のソバの種子しか使用されていない。地元の科学者たちは、消費者に最も適した種類のソバを分離するために取り組んでいる。

ブルターニュ地方では、ソバはフランスのソバのパンケーキやソバのビスケットの準備のために小麦粉と共に頻繁に使用される。

現在、専門家たちは、ソバが不足しないように国レベルで行動するよう当局に求めているとル・フィガロ紙は述べている。