オピオイド「フェンタニル」の過剰摂取によるアメリカの十代の若者たちの死亡が「350%」急増していた

 

[参考記事] クスリ地獄アメリカ : 1億5000万人以上が病院の処方薬を飲み、薬物過剰摂取による1年間の死者数はベトナム戦争での全死者数を超えた
In Deep 2019年12月19日


フェンタニルの濫用が拡大する中、十代のオピオイドによる死亡が350%もの急増

Teen Opioid Deaths Have Surge 350% Thanks To Rise Of Fentanyl
zerohedge.com 2022/04/17

CDC が発表した死亡率データの新しい分析によると、アメリカにおけるオピオイドの過剰摂取による死亡に関する最新のデータは、驚くべき詳細を生み出している。

データによると、14〜 18歳の十代のオピオイド過剰摂取による死亡は、2019年から 2020年の間に 94%上昇しており、2020年から 2021年の間にさらに 20%増加した。

このデータによると、死亡の最大の要因は、フェンタニルだった。フェンタニルはモルヒネの 80倍から 100倍強力な合成オピオイドで、2021年以降のすべての若者層のオピオイド過剰摂取による死亡の 77%に関連している。

この研究で調べた期間中、オピオイドによる若年層の死亡は驚異的な 350%の増加を示していた。

フェンタニルが検出された法医学的薬物報告の数は、2015年の 20,000件未満から 2020年には 117,045件に急増した。アメリカ国立衛生研究所の最近の研究によると、法執行機関によって押収された個々のフェンタニル錠剤の数は、 2018年の第1四半期から2021年の第4四半期にかけてほぼ50倍に増加した。

活動家たちは、急増する死は「緊急行動」の必要性を浮き彫りにしていると述べている。

非営利のヘルスケア研究組織であるコモンウェルス財団は2月の報告書に以下のように記している。

「オピオイド依存症治療へのアクセスの拡大や矯正施設への投資など、アメリカの急増する過剰摂取の危機に対処するための緊急の行動が必要だ」